社員インタビュー

新千歳空港事業所 空港運用部 灯火電気課

夜の空港の滑走路に、たくさんの光が点いているのを見たことはありますか?これらの光である「航空灯火」は、航空機の離着陸、地上走行等を援助するための設備で、色や配置でパイロットに情報を与えるものです。現在、新千歳空港には約8,000灯の航空灯火が設置されており、私はこの「航空灯火」の運用・保守・更新工事等に関する業務を行っています。その中で特に私は、メンテナンスしていただいている関係機関とともに、航空灯火の運用に支障がないよう、日々の障害対応などに当たっております。

理系といっても材料工学専攻でしたので、電気工学は門外漢です。前職等でも営業・マーケティング系のキャリアを長く築いており、HAPでも総務や運航情報業務を経験したことから、技術系の業務は初めてです。しかし課題を解決するために必要な要素の抽出や、具体的に問題点を特定して改善策を考案する姿勢、情報を分析したり評価したりする過程で新たな視点を模索する動きなど、学科科目のそのものは活用する場面がなくても、問題解決までのプロセス等では特定職種に限って必要な技能ではないので、異業種等からの挑戦でも無駄にはならないと思います。

前職でクライアントとして携わっていた某航空会社担当者から新千歳空港の民営化スタートを聞き、興味を持って応募しました。営業・マーケティングから総務人事までさまざまな職種を経験していたので、HAPでそのキャリアを活かせるのではないかと思いました。何より一番の動機となったのは、飛行機に乗るのが好きだったことと新千歳空港を出張帰省等でよく利用していて馴染みがあったことです。

入社時は函館空港で主に民営化に向けた航空局からの事業承継等を担っていました。その中で飛行機情報業務のリーダーとして飛行場及びその周辺が航空機の運航に支障のない状態になっているかを点検し、特に冬季の雪氷時には、滑走路、誘導路等の雪氷調査等を行い運航者に提供する業務や、駐機場(スポット)の効率的運用を図るためのスポットの割り当てを含め管理をするポジションを担いました。その後、新千歳空港に異動して航空灯火の運用等のキャリアに至ります。飛行場情報業務、航空灯火電気業務など飛行場の現場に関わる業務を多面的に深く経験できています。

空港毎に特性は異なりますし、部署によって求められる能力や知見等も異なります。同じ組織内にも関わらず多種多様な業務があるため、多彩な経験ができ、良い意味で仕事に飽きることはありません。もちろん部署異動するたびに不慣れな環境の中、新たに業務を覚え、継続的に勉強し、時には不安を覚えるのは当然です。しかし、キャリアアップの機会になることも確かです。新しい世界は不安と期待でいっぱいでしょうが、思い切って飛び込んでみると新しい自分に出会えると思います。

HAPが管理している7空港は北海道の重要なインフラです。自らの手でそれを守るという使命感を持った人と一緒に働きたいです。職域が広い上にいずれの業務も専門性が高く、難易度は決して低くありません。かつ空港運営というものは、一つの業務で完結することがなく、あらゆる部門とのチームワークで成り立っています。だからこそ諦めず課題を解決し困難を乗り越える原動力がある方はもちろんのこと、前例のない課題に前向きに取り組める方、仲間と協業し一つの成果に向けて同じベクトルを向いて取り組める方は大歓迎です。そして飛行機や空港が好きという気持ちがあれば、それがあなたの成長の原動力になるはずです。

16:00出勤
16:30日勤者からの業務引き継ぎ
16:45運用室クルーでのミーティング
17:00飛行場運用にかかる事務、関係先との調整
19:00休憩
20:30飛行場灯火関係事業者等とのミーティング
23:05定期旅客最終便到着、航空灯火の点検ならびに工事等の監督対応
30:00休憩
32:00日勤者へ業務引き継ぎ
33:00退勤(退勤後と翌日が休日)
趣味野球観戦(プロ野球12球団本拠地観戦、旅行(国内47都道府県制覇済)
北海道のおすすめエスコンフィールドHOKKAIDO

休日の過ごし方

野球好きになったのはファイターズに新庄監督(当時は選手)が来たのがきっかけ。今はベイスターズのファンですが、パ・リーグではファイターズがイチオシです。交流戦を含め、休日にはエスコンに通い詰めています。